認知症の高齢者の介護
認知症は早期発見し、
早めの対策をすることが必要です。
しかし、初期の認知症の症状は、
高齢者に共通したものが多く、
認知症によるものかの判断がつきにくいです。
認知症が進行し中度になると問題行動も多く、
在宅介護する家族にとって、
肉体的・精神的なストレスが大きい問題です。
認知症の高齢者の介護では、
高齢者のありのままを受け入れる。
自尊心を傷つけない。
間違えをむやみに否定したり叱ったりしないで、
言動を受け入れ理解する姿勢。
高齢者のテンポに合わせ、むやみに手を出さない。
柔軟な態度や温かみのある言葉、
やさしいスキンシップで接するなど、
安心感を与える。
なじみのある言葉で、
分かりやすく、具体的な話し方をする。
残存能力を生かし、むやみに手を出さない。
身体障害は、
認知症を進行させるので、
健康管理に気を配る。
高齢者の生活習慣を尊重し、
大きく環境を変えることはしないなど、
いろいろな点に心がけましょう。
認知症の高齢者に対する介護プログラムとして、
デイケア・デイサービスなどの
「脳のリハビリテーション訓練」があります。
ただ、ショートステイは家族の介護負担軽減に役立ちますが、
環境の変化への適応能力が低下した認知症の高齢者の場合、
症状を悪化させることもあります。
ショートステイの利用には、
十分の配慮と検討が必要です。
共同生活を送るグループホームは、
認知症の高齢者にとって、
「生活リハビリテーション」になります。
高齢者の話したがる思い出話を、
積極的に話してもらう「回想法」は、
認知症の高齢者に対するグループ療法として行なわれています。
現実感覚を導き見当識を改善するのに行なわれる
「リアリティ・オリエンテーリング」があります。
ただし、認知症の高齢者の世界を否定するため、
自尊心を傷つける危険もあり、
実施に当たっては十分な配慮が必要です。
音楽を利用した療法として「音楽療法」があります。
脳を刺激するため機能訓練にも役立つなど、
いろいろな効果が期待されています。