身辺を清潔に保つ為の介護
身体と身辺の清潔を保持することは、
生理的・心理的にも、
社会的にも不可欠なことです。
身体を清潔に保つことは、
疾患や障害のある高齢者の
自尊心を保つことにもつながります。
高齢になると、
運動機能障害のため、
自力で清潔保持のための行為ができなくなります。
また、認知症などにより、
清潔を保持しようという意識や意欲が、
低下しやすくなります。
加齢により皮膚のトラブルが発生しやすくなるなど、
いろいろな問題を抱えがちになります。
日常の清潔の介護は重要な意味を持ってきます。
清潔の介護をすることは、
皮膚や粘膜に付着した老廃物や不要物を除去し、
皮膚の働きを高め、新陳代謝や血液循環を促進する。
細菌の感染を防止するなど、
生理的な意義があります。
爽快感が得られ、
療養生活への意欲がもたらされるという、
心理的な意義があります。
社会的な評価が高められ、
人との交流や社会生活が円滑に運ばれる基礎となる、
社会的な意義があります。
清潔保持のための支援方法には、
全身を清潔にする入浴・シャワー浴・清拭のほか、
口腔の清潔・髪の毛の手入れ・寝衣や寝具の清潔保持があります。
支援は、出来る限り本人の意思や習慣を尊重し、
できる動作は本人にしてもらい、
自立を促すようにしましょう。
入浴の介護では、
バイタルチェックなどで全身の状況を観察し、
入浴の可否・方法を選択しましょう。
入浴の介護の具体的な内容は、
介護に適した浴槽を選ぶことが大切です。
また、浴室や浴槽の底に滑り止めマットを敷いたり、
必要な場所に手すりをつけたり、
入浴の環境を整備することも大切です。
入浴の介護は、
介護者にとって負担が非常に重く、
毎日の介護で腰痛になったりします。
介護の労力を軽減し、
障害を抱える高齢者が、
安全に入浴できるよう工夫しましょう。