褥瘡(床ずれ)を防ぐためにしっかり観察
褥瘡(床ずれ)の介護では予防的介護が重要です。
油断すると1~2日で褥瘡(床ずれ)ができてしまいます。
日常の介護の中で、皮膚の状態を観察することが大切です。
マヒなどがあり自分で寝返りのうてない人。
認知症などにより自分で動こうとしない人。
尿や便の失禁がある人。
栄養状態が悪くターミナル期にある人。
痩せている人(骨の突出が顕著)などが、
褥瘡ができやすい人です。
褥瘡ができやすい場所は、
骨が突出していて、
かつ外からの圧力が持続して加わる部分です。
後頭部・肩・肩甲骨・脊椎・仙骨・尾骨、
大転子・腸骨・くるぶし・かかとなどで、
特に、仙骨は最も危険な部分です。
褥瘡の予防方法は、
褥瘡発生の要因を取り除くことです。
体重による圧迫を分散させるため、
原則として2時間ごとの体位変換が望ましいです。
また、体位が楽に保てるようクッションを使うのもいいでしょう。
また、掛け布団は軽いものを選び、
定期的に日光にあて乾燥状態を保ちましょう。
これらのことにより、持続的な圧迫を避けることができます。
圧迫されやすい背部や臀部の
マッサージを行うことは、
血行を促進します。
マッサージ前に、
パウダーやローションをつけ、
皮膚を傷つけないようすべりをよくしておきます。
ただし、褥瘡初期の発赤がある場合は、
刺激を与えることで症状を悪化させるので、
発赤部のマッサージは避けましょう。
皮膚への過剰な摩擦を避けるため、
寝衣やシーツには、
のりをつけ過ぎないか、つけないようにしましょう。
また、肌触りのよいものを選びぶなど、
寝具などの工夫も必要です。