介護に対する不安や悩みなどを持っている方も多いことと思います。仕事柄、介護の現場と接することの多い、福祉住環境コーディネーターの私が作成しました。介護に対する不安や悩みを解決して、少しでも心を和らげて行きましょう。読んで頂ければ、きっと介護に対する不安や悩みが解決します。介護負担の軽減のためにも、ぜひ役立ててください。

介護に役立つ認知症の特質1

痴呆症は、
慢性器質精神疾患として、
最も深刻なものです。

介護する上でも問題が多く、
大変な面が多くあります。
痴呆症の病態を理解し介護に役立てましょう。

認知症とは、脳の後天的な器質障害により、
すでに獲得した知能が短時間に低下し、
生活機能に支障をきたす状態を言います。

認知症の原因には、
直接的な一次的要因と
認知症の発生を促す二次的要因があります。

一次的要因としては、
脳血管障害・脳変性疾患・外傷性疾患・感染性疾患、
内分泌代謝性疾患・中毒性疾患・腫瘍性疾患などがあります。

中でも高齢者に多いのは、
脳血管障害による脳血管性認知症と
脳変性疾患によるアルツハイマー型認知症です。

二次的要因としては、
感覚器官の機能低下や心理的変化・ストレス、
環境の変化などがあります。

認知症の症状には、
記憶障害を中心にした知的能力の低下があります。

周辺症状としては、妄想・せん妄などの精神症状、
徘徊・異食などの問題行動、
運動障害などの身体症状があります。

認知症は、つきの様な段階を経て進行します。

第一期では、
最近のことに対する記憶障害が現れます。

変化を嫌うようになり、
意欲が低下し、社会に対する関心が低下します。
思考力や学習能力も低下していきます。

第二期では、
元来の性格の特徴が誇張されます。

発症前に身体症状に関心が強かった人は、心気的な訴えが増え、
他人に批判的な人は妄想的に、
内向的な人は、抑うつ傾向になります。

さらに、自己の知的機能の低下を自覚することで、
孤立するようになり、
周囲に敵意を抱く傾向があります。

第三期では、
重い見当識障害(日時・場所・人物がわからなくなる)、
判断力低下・作話持続(同一の言語を繰り返し言う)などが現れます。

身体能力が保たれていれば、
徘徊なども問題になります。

第四期では、
四肢硬直・吸引反射など特殊な神経症状が現れ、
自立した日常生活が困難となります。

大小便失禁・異常行動(不潔行動など)が起こり、
注意を外界に向けることができなくなり、
昏迷・昏睡に至ります。


RSS2.0