介護に対する不安や悩みなどを持っている方も多いことと思います。仕事柄、介護の現場と接することの多い、福祉住環境コーディネーターの私が作成しました。介護に対する不安や悩みを解決して、少しでも心を和らげて行きましょう。読んで頂ければ、きっと介護に対する不安や悩みが解決します。介護負担の軽減のためにも、ぜひ役立ててください。

介護に役立つ循環器系の病気の知識

心臓や血管の機能は、
健康である限り、
加齢による機能低下をすることはありません。

しかし、循環器系の疾患をもつ高齢者は少なくありません。
中には、急激な発作を伴う疾患もあります。
知識を深めておくことは大切と思います。

高齢者に多い循環器系の病気は、
冠状動脈の異常により起こる虚血性心疾患があります。
虚血性心疾患には、狭心症と心筋梗塞があります。

狭心症は、冠状動脈の血流が一時的に少なくなって起こります。
激しい胸痛の発作がありますが、数分でおさまります。
発作時はニトログリセリンが有効です。

心筋梗塞は、冠状動脈の一部が血栓によって塞がり、
血液の供給が長時間阻害され、
心筋の一部が壊死するものです。

激しい胸痛と呼吸困難の発作があり、
狭心症と比べると発作が長く続くのが特徴です。
発作時はニトログリセリンは無効なので、応急処置が必要です。

心臓の機能が低下して起こる心不全と
心臓機能の急激な低下で起こるショックがあります。

心不全は、呼吸困難や頻脈、むくみが主な症状ですが、
高齢者では、意識障害や精神錯乱、
せん妄といった精神障害がでやすいという特徴があります。

高齢者の場合、自覚症状に乏しく、
気づいたら重い肺水腫になっていたという場合もあるので、
異常を見逃さないように注意しましょう。

ショックは、顔面蒼白・冷や汗・血圧低下、
脈拍微弱・頻脈・呼吸異常などを起こします。
症状が急激なので、応急処置が必要です。

高齢者は、加齢により動脈の血管が硬くなるため、
高血圧になりやすいです。

高血圧症は、脳血管障害・心筋梗塞・腎不全などの
合併症を引き起こしやすいので注意しましょう。

高齢者の低血圧症には、
起立した時に低血圧になる起立性低血圧と
食後に低血圧になる食後性低血圧症があります。

両方とも一過性のものですが、
ふらつき・めまい・失神などの症状を伴い、
転倒の原因ともなるので注意しましょう。

高齢者は、動脈硬化や高血圧症から不整脈になりやすいです。
しかし、無自覚なことも多いので注意しましょう。

呼吸器系の疾患によりガス交換がうまく行かないことが原因で、
心臓の右心室に負担がかかり、
心臓の機能低下が起きる状態を肺性心といいます。

症状はせき・たん・動作時の呼吸困難・胸痛などです。
高齢者の場合慢性となってしまうことが多く、
治療も困難となってしまいます。


RSS2.0